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『文学と音楽と』 

12月6日、朗読と音楽「ファウスト」公演が終演いたしました。

大野雄太さん主宰の朗読と音楽シリーズの公演のお話をいただいた時、腹から熱いものが出てくる体感をしました。

「これは私が心の底からやりたかったことだ!!」

1回目はシューベルトの歌曲「冬の旅」を朗読と音楽にアレンジして公演。

2回目は宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」を朗読と音楽で公演。

この2回の公演中に、作品に感動して演奏中に涙を流してしまうという初体験をしました。

そして今回はファウスト。第一幕と第二幕がありますが、フルで公演すると演劇でも少なくとも一日以上はかかる大作。

この作品を2時間で伝えるという至難の業を大野さんは成されました。

舞台のピアノポジションは端っこの奥になるのですが、この立ち位置が実は大好きです。

今はYouTubeなどで様々な音楽や演劇、その他いろんなことが聞けて知れる時代。いい時代です。

でも、やっぱり生のライブというものは、まるで猫の毛が逆立つような感覚を自分の肌で感じられる感動があって、これは空気から伝わってくる、唯一無二のものなのではないかと思います。

今回のファウスト公演を終えて、人間の満足についてさらに考えるようになりました。

満足や幸せって人それぞれで、生きる道も目指すことも変化していって、それで良いんだな。

答えのないもの、正解のないもの。

でも、そもそも答えとか正解とか不正解とか、ないんですよね。。

文学と音楽から感じることの一つです。

最後に、終演後の舞台からの写真です。

アモローソ便り

2022.12.8

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