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イメージの大切さ

生徒さんSくん(小2)。
2年生になってから、自発的にできることが多くなり、レッスンの内容も色濃くなってきている、成長が眩しい生徒さんです。

宿題の一つに、「まいごのこりす」という曲がありました。
聴かせてもらうと、元気な演奏。
しっかり弾けていることは良かったのですが、題名を読んで曲のイメージを掴んでいくことをしてほしいな、と思い、一緒にイメージングしてみました。

私「Sくん、迷子になったことはあるかな?」
S「ないよ」
私「そっか、それは良いことだね!じゃあね、迷子になったことを一緒に想像してみよう。
例えばね、Sくんがお母さんとデパートに行っていて、トイレに行って戻ったらお母さんが見つかりません。どうやらはぐれてしまったようです。。。
どうしよう。。。辺りを見回してもお母さんがなかなか見つかりません。。
どう思う???」
Sくん「こわい。。」
私「そう、こわいよね。他にもどんな気持ちが湧いてくるかな?」
Sくん「うーん。。。」
私「右の方へ行ってみたり、左の方へ行ってみたり、Sくんも一生懸命探します。でもお母さんが見つかりません。。」


Sくん「。。。。うあーん😭」

なんと。。。。!想像していたら本当にその状況の気持ちになって涙が出て来てしまったSくん!
まさか泣いてしまうとは私も想定外でびっくりだったのですが、それと同時にSくんが涙が出るほどの想像ができたということに非常に感激してしまいました!!

私「Sくん、すごいよ!!そう、その気持ち!焦るよね、不安だよね。
その気持ちでもう一度この曲を弾いてみて」

その後のSくんの「まいごのこりす」が胸を打つ演奏になったことは言うまでもありません!
次回のレッスンでは一発合格で仕上がりました😊

イメージをすることで少なくとも半分は自分で演奏を変えることができる。
誰でもわかっているようで、ついうっかり忘れやすい部分でもありますが、とてもとても大切なことだなと思っています。

イメージ力をあげたSくんの演奏の成長がとても楽しみです!

アモローソ便り, レッスンのこと

2022.12.25

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